2010年4月13日火曜日

森を見る人、木を育てる人

昨日は東京で委員会の傍聴、今日は茨城で取引先の現地工場確認。
委員会では社会システムや制度の話しを聞き、取引先の現地工場では、実際にそのシステムを支えている現場を見た。

委員会で話しをする人たちは社会システムや制度を作る人たち、いわば森全体を見て
どのような森づくりをするかを計画する人たち
現場で実際にものづくりをする人たちは、森づくりの計画に沿って木を育てる人たち。

森づくりを計画する人たちは木の育て方を知らない。
木を育てる人たちはその木を育てることについては達人だが、森の全容は見えない。
だから理想的な森を目指すあまり、少々現実離れした森づくり計画になって、実際に木が育っても計画通りの森にならない。

「木を見て森を見ず」ということわざがあるが、「森を見て木を見ず」ということもある。
それが今のこの業界の現状か、と実感した2日間。

さて木が育ったとき、計画通りの森にならないと、計画を見直すものらしい。
「とりあえずやってみよう。計画どおりにならないときは軌道修正すればいい。」ということのようだ。
だが、計画通りの森にならないのは計画した人たちの責任か、木を育てた人たちの責任か、それはあまり議論されないようだ。

計画を修正したときに、木を育てている現場は大きな影響を受ける。生活がかかっている。
森づくりを計画する人たちは、現場で木を育てる人たちが居てこそ森ができることを、常に忘れてはいけない。
だが、木を育てる人たちも、ただ木を育てるだけでは済まなくなっているのかもしれない。

森が大きく複雑になるほど、森を見る人と木を育てる人が協力しあって森づくりをしなければならないのだろう。

とりあえず、また明日から自分の木を育てていこう。なるべく森を見渡しながら。

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